2012年6月17日日曜日

軌陸車


線路を行き来するトラックとバックホーを初めて見た=写真。おととい(6月15日)、夏井川渓谷の無量庵の水道管が直ったというので、午後、生ごみ埋めを兼ねて見に行った。そのとき、そばの磐越東線で「軌陸車」に遭遇した。「水陸両用」の飛行機やバスがあるように、線路・道路両用の車もあるのだ。

水道管の話はきのうの「飲み水復活」を読んでいただけるとありがたい。飲み水が出なくなったのは単純な理由だった。「水道のホームドクター」からみれば、バカバカしい話だ。素人の見立てが狂っていて、それに振り回された、ということになる。

水源は隣の広場の井戸だ。そこからポンプアップをしている。今だから言えることだが、漏水しているとモーターが回りっぱなしになる。冬場にどこかが凍結・破損するとそうなる。それを毎年、繰り返している。春になって漏水は止まった、と思った。が、モーターが回り続けていた。そのうち、台所の水が出なくなった。

「水道のホームドクター」に連絡して、井戸の電源をオフにした。水が復活するまで、時間がかかった。で、水が復活したあと、蛇口を全部閉めてポンプのモーターを確かめに行った。やっと静かになっていた。そのとき、「軌陸車」に出合った。

道路沿いの磐越東線で作業員が草刈りをしていた。別の仕事を担当している人間もいた。少し観察していたら、冒頭のバックホーとトラックが線路に現れた。牛小川踏切を起点に、バックホーでコンクリ―トの枕木をトラックに積み、江田駅方面へ運んでいく。それを何度か繰り返していた。

午後4時前後には列車が牛小川を通過する。その前に仕事を終えたトラックが、踏切を利用してそばの道路に移動した。バックホーも線路から離脱した。単線だから線路にいては列車と衝突してしまう。踏切を起点にして作業をしたのは、そういう理由からだった。

道路や線路だけではない。ビルのエレベーターも、河川も、いや人間の住まいまでも、絶えず維持・管理をしなくてはならない。それぞれの世界にそれぞれのメンテナンスに応じたモノがあるということだろう。

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