2013年3月23日土曜日

三和なごみハウス


先日、オープン間もない「三和なごみハウス」=写真=を訪ねて、てんぷらざるそばを食べた。NPO法人シニア人財倶楽部が運営する「素人手打ちそば」の店だ。いわき市の中心市街地(平)から車で30分、国道49号沿いの比較的大きな集落(三和町渡戸字宿)の一角にある。

空き家(旧呉服店)を活用した。福島県緊急雇用創出事業(6次産業化による三和地域コミュニティ活性化モデル事業)で、近所のお母さんたちが働いている。首都圏の学生たちも改装に協力した。

店とそば道場のほか、別棟に惣菜工場がある。惣菜は都市部にある住宅団地や、被災者が住む応急仮設住宅での移動販売に供される。この移動販売は、いわゆる「買い物難民」のために震災前から実施している。

こうした活動が認められて、同倶楽部は平成24年度「オーライ!ニッポン大賞」(都市と農山漁村の共生・対流推進会議、農水省が主催)の審査委員会長賞を受賞した。

そばは文字通りの「素人手打ち」だ。それを承知でマチから足を延ばす。ついでに、ちょっと先の直売所「ふれあい市場」まで行って、三和の野菜や漬物を買う。そうした時折のドライブが、過疎化・高齢化が進む中山間地の応援になる。

1 件のコメント:

ISSAY.MATSU さんのコメント...

今から14年ほど前ですが、仕事がなくて困っていたときに、三和支所近く(?)に「テレワークに関する施設」ができるから仕事したら?と強く勧められたのですが、海に近い私の家からかなり遠いのでやめました。
49号線で郡山に行く時、渡戸の表示板を見るだけでとうとう終わってしまいました。
なごみハウスはいつできたのかな、そば好きだし、野菜も食べたかったなと大変後悔しています。
今は遠い地に来てしまい、叶わぬ夢となりました。