2013年5月1日水曜日

夏井千本桜


大型連休2日目の4月28日は運転手に徹した。夏井川の上流、田村郡小野町の夏井千本桜=写真=を見たいとカミサンがいうので、朝のうちにいわきから国道49号(いわき市三和町)~同349号を駆け上がった。

夏井川の堤防に連なる桜はソメイヨシノ。遠目にも色が落ち、見ごろが過ぎているのがわかる。加えて、北西の風が体を刺す。川岸の遊歩道はしのぎやすいということだったが、堤防に立つと、帽子が吹き飛ばされそうだ。15分かそこらで駐車料金500円を払い、県道小野四倉線を下って夏井川溪谷の埴生の宿(無量庵)で一休みした。

夏井川を軸にすると、右岸域(国道49号)から左岸域(県道小野四倉線)へと時計回りに一周したことになる。小野町の標高は400メートル余、夏井川渓谷は280メートル余。いわきの平地はそれよりもっと低い。それで、いわき市から小野町へ桜前線が届くまでに3週間ほどかかる。

無量庵では、「畑おこすべ~」を使って少し畑を耕した。昼を過ぎたころ、食事を兼ねて草野心平記念文学館へ行こうと、声がかかる。文学館では新年度の企画展「草野心平の詩 恋愛編」が始まったばかりだ。二つ返事で車をとばした。

あとで知ったのだが、息子と孫たちも同じ日の午後、夏井千本桜を見に行った。知り合いは夜、仕事を終えて車をとばし、ライトアップされた千本桜を眺めたとか。今や夏井千本桜は、下流のいわき市民にもよく知られる存在になった。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私も「畑おこすべ~」購入してしまいました。
まだ、新品でもったいなくて使用していません。商品名は「耕すべえ~」でした。
ブログを見てスイッチが入ってしまいました。