2013年8月10日土曜日

踊れば笑顔

「平七夕まつり」最終日(8月8日)に同時開催される「いわきおどり」に参加した=写真。踊りが創設されて32年。「見る」側から初めて「踊る」側に加わった。正確には踊る「ぶらっと」組に付き添って写真を撮った。

「ぶらっと」はイトーヨーカドー平店2階にある、地震・津波被災者や原発避難者のための交流スペースだ。「シャプラニール=市民による海外協力の会」が運営している。利用者、ボランティア、スタッフ、東京からのツアー組、計40人余がターコイズブルーのオリジナルTシャツを着ていわき駅前大通りを踊り流した。

夕方、Tシャツを着て集合場所兼打ち上げ会場になっている、駅前の「昭和歌謡の店アロハロ―ガンズ」へ行く。店内では「いわきおどり」の即席講習会が開かれていた。このあと、「いざ、出陣!」。月並みな言葉しか思い浮かないのが情けない。

軽快なテンポ、「ドン、ワッセ」の掛け声、歩道を埋める見物客。最高齢は被災者のおじいさん、最年少はツアー組の女の子まで、「ぶらっと」チームに一体感が生まれ、休憩時間にはだれもが笑顔になっていた。5時50分スタート・6時40分終了。あっという間の第2部50分だった。

踊りはそのあとも続いた。「ぶらっと」組は打ち上げで盛り上がった。この一体感、爽快感も含めていうのだが、踊りや祭りはわが家を出るときから始まり、わが家へ戻ったところで完結するのではないか。Tシャツを着た瞬間に高揚感が生まれ、脱いだ瞬間に日常が戻ってきた。それを踏まえてのことだが。

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