2013年8月11日日曜日

なだれ落ちる本

朝、茶の間にいたら、突然、近くの階段から音が響いた。見ると、本がなだれを打って落下している。5秒くらい続いただろうか。階段の上がり口が本で埋まった=写真。3・11以来だ。笑うしかなかった。

震災前から階段が本棚になっていた。わが家のほかに義伯父の家、義弟の家、無量庵に本を置いている。それでも足りないので、階段に積み上げた。

東日本大震災では本棚が倒れたり、本が落下したりして、元に戻すのにずいぶん時間がかかった。ダンシャリもかなりした。その過程で、今も読みたい本や思い出深い本を階段に積み上げた。

積み上げ方が雑だった。度重なる余震でバランスが崩れつつあったところに、8月に入ってまた大きな余震がきた。4日正午過ぎ。石巻で最大震度5強、いわきで3の地震。きのう(8月10日)も朝、地の底から突き上げるような揺れがきた。いわきで震度は最大の3。その間の8日午後1時過ぎに本が落下した。

地震ではなく、風のせいだった? わが家にはエアコンがない。夏は戸も、窓も全開する。2階の窓から、そよりと風が舞い降りて本をなでたら、ダ・ダ・ダ・ダとなったのではないか。

「立秋」の声を聞いたとたんに暑い日が続く。開放系のわが家でも特に茶の間は連日、30度を超える。南の庭の照り返しもある。仕事も、昼寝もできない。そのなかでの珍事だった。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

8日「奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の地震が起きる」と緊急地震速報が流れ、誤報とわかった。

ある人がぼそりと「これで福島県は終わった」

今も国や全国民から震災被災や原発災害で注目を集め応援していただける福島県だが、大きな震災が起きれば一発で応援や復興対策は後回し吹き飛んでしまうだろう。

「一寸先は闇」福島の再生復興も大きな地震で吹っ飛んでしまう。そんな意味からも先を急がねばならない!