2013年8月17日土曜日

いわきと郡山の人口

いわき市=写真=のまくらことばは、「市の面積が日本一」「人口が仙台に次いで東北2位」。「面積日本一」は2003年4月1日、静岡市と清水市の合併によって新・静岡市が誕生した時点で過去のものになった。

いわき市は毎月、1日現在の現住人口を発表する。いわき民報でその記事を読むと、反射的にネットで郡山市の現住人口を確かめる。8月1日のいわきの人口は32万8064人、郡山は32万7903人、その差161人まで詰まってきた。ともに人口減少の流れにあるが、前月比でいわきは107人減、郡山は210人増と、そのスピードが違う。

いわきの人口に関して郡山と比較する癖がついたのは、震災前、いわき観光まちづくりビューローの『いわき観光事典』製作に携わったからだ。「いわきの市勢」「いわきの交通・産業」などを担当した。いわきは平成10(1998)年の36万1934人をピークに、早々と人口減少に転じた。

少子・高齢化はこんなところにあらわれる。平の郊外。小学生が減ったために、PTAで行っていた通学路の草刈りを地区全体でやるようになった。市民体育祭も、よそに住む地区出身者にまで範囲を広げないとメンバーをそろえることが難しくなった。

届け出がなければ、現住人口には市外への、そして市内への避難者数は反映されない。その点は郡山も同じだ。今年のうちにいわきの現住人口は「東北3位」に後退するのではないか。そんな予感がある。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最近いわきはクルマの混み具合が半端じゃない。
単に交通量が多いのに加え、ほかの都市部に比べ道路が狭いせいか、相乗作用で渋滞が発生しやすい様に思う。高級大型車も目立ち擦りたくないので狭い道路がより狭く見える。

運転マナーは荒っぽい。幹線道路に入りたくても簡単には入れてくれないし、譲り合ってもパッシングもクラクションの礼もない。(暗黙知とは感じられない。)

高速通りができて文化や経済が流入してくることを期待した。しかし流出が多くなった。

今は、避難している人たちがにぎわいを創出しているが、クルマも人もギュウギュウ詰めで息つくのもつらそうだ。

良い点がある。スピードを出せない分、死亡事故が減った。