2013年8月9日金曜日

平安神宮

京の話をきょう(8月9日)も。NHKの午後3時過ぎの番組に「ろーかる直送便」というのがある。おととい初めて見た。「歴史散策・八重が生きた京都」で、大河ドラマ「八重の桜」の今後の展開が読めるような内容だった。

平安神宮=写真=は明治28(1895)年、平安遷都1100年を記念して開かれた内国勧業博覧会の目玉として復元された。東京遷都後、京都では毎年、博覧会が開かれるようになる。八重の兄、山本覚馬の建言に基づくものだったという。

覚馬は早くからキリスト教に出合い、同志社大学を創設した新島襄の協力者となる。京都の近代化プランを覚馬が主導し、八重が手伝い、やがて襄と八重が結婚する。3人は同志社墓地に眠る――京都の街を巡ってきたばかりだったので、3人の関係が少しは頭に入った。

京都へ行くからには「八重の桜」にちなむ写真を、出羽の国で生まれ、磐城平の専称寺で修行した幕末の俳僧一具庵一具が遊んだ嵐山の写真を、ともくろんだが、そうは問屋が卸してくれなかった。バスの中から同志社大学を、嵯峨野を歩いて周囲の山をパチリとやっただけだった。

とはいえ、京都自体が博覧会場のようなものだから、そこに身をおいただけで得るもの、感じるものがあった。雨と蒸し暑さにはまいったが。

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