2013年9月19日木曜日

ドリームリフター?

車で5分ほどのところにあるお寺に、カミサンが注文の品を届けた。奥さんと玄関でぺちゃくちゃやっている。こちらは例によって運転手だ。こんなときには運転手であることをわきにおいて、すぐそこにある植物のウオッチャーになるのが一番。

目の前にイチョウの大木がそびえている。そばの墓や樹下には銀杏(ぎんなん)が散らばっていた。前日に福島県を縦断した台風18号の影響だろう。あおあおとした葉の間に黄色い実がなっているのを確かめながら、こずえへと視線を移す。雲一つない青空だ。と、右から左へ大型ジェット機がこずえをかすめるように飛んでいく。

高い、いや吸い込まれるように深い。車からデジカメを取りだし、縫い針くらいにしか見えないジェット機をパチリとやった。画像を拡大すると、白い機体はイルカのようにずんぐりしている=写真。垂直尾翼と4発のエンジン部分はブルー。ANA(全日空)か、SAS(スカンジナビア航空)か。ネットで検索したが、どこの航空会社の飛行機かはわからなかった。

これかもしれない――ということでいえば、北米から中部国際空港にやって来るボーイング社の大型貨物機「ドリームリフター」が挙げられる。同社の次世代型中型機「ドリームライナー」は米日欧の3カ所で部品を製造している。中部地方にその工場があるため、ドリームリフターが定期的に部品を積みに来ているという。

ジェット機がなんであれ、台風一過の澄んだ秋空が恵んでくれたシャッターチャンスだ。飛行機のほかにも、自然のつくりだした美が空には満ちている。きょう(9月19日)は満月。おととい(十三夜月)、きのう(十四日月)と、宵のうちに輝く月を見た。

人間は気圏の底で泣いたり、怒ったり、笑ったりしている。そこから逃げるわけにはいかない。が、そればかりでも疲れる。今夜は中秋の名月をながめて少し元気を補給するとしよう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

まるで空飛ぶイルカですね!

こんなジェットが知らずに飛んでるんですね!

初めて見ました。スゴイ!