2013年9月23日月曜日

2階は重症だった

「2階は本棚も倒れていたでしょ、ちゃんと見たの?」。カミサンの顔がけわしくなる。わが家の地震被害のことだ。言われればその通り。階段から南と北の部屋をチラリと見ただけだった。南の部屋の本棚は確かに倒れてはいなかったが、北の部屋は倒れて中がぐちゃぐちゃになっていた=写真。壁にさえぎられて見えなかったのだ。

9月20日未明にいわき市を震度5強の地震が襲った。2011年4月11、12日と連続した、いわき市南部の山間地を震源とする直下型地震と同じだった。わが家や近所、図書館などの被害状況について、20日、21日と小欄で触れた。わが家の2階は「本棚こそ倒れなかったものの、本がなだれ落ちていた」とも書いた。

その2階が重症だった。北の部屋はなだれ落ちた本が入り口をふさいでいる。南の部屋も資料を並べて置いたボックスが倒れていた。クリアファイルから資料が飛びだして、わけがわからなくなっているに違いない。3・11のときがそうだった。

いわきは3・11と1カ月後の4・11、翌4・12に震度6弱を経験した。5強は2011年9月29日以来2年ぶり、3・11後は5だけでも「弱」を含めて9回目だ(福島地方気象台調べ)。

わが家の南隣に義弟の家がある。度重なる地震でダメージが蓄積されていたのだろう。アパートに接する西側のブロック塀が、上から2段ほどアパート側に倒れていた。生け垣にさえぎられていたので、アパートの大家さんに指摘されるまでわからなかった。

わが家の近辺では、こうして家の内外で3・11、あるいは4・11以来の被害が出たのではないだろうか。市役所に「災害ごみ」の相談をしないといけなくなった。

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