2013年9月3日火曜日

さあ出動

神谷(かべや)地区市民体育祭が無事に終わった。事前の打ち合わせから協賛金集め、出場選手の確保、後片付け・反省会まで、地区体育協会や行政区の役員、子どもを守る会の役員がボランティアで準備を進めた。体育祭では子どもたちの一生懸命さと笑顔が印象に残った。そのために体育祭を開くようなものだと知った。

「さあ出動」では、地区の消防団が子どもたちをポンプ車に乗せてパレードした=写真。男の子はたいがいパトカーや消防車、電車などに目を輝かせる。「見る」だけでなく、「乗りたい」、できるなら「ハンドルを握りたい」と思っている。男の子も女の子も体験乗車を楽しみ、トラックを回りながら親や来賓の校長先生に手を振っていた。

会場をわかせたのは地区対抗のリレーだ。わが行政区は決勝に進めなかったが、ひたむきさでは負けなかった。なかでも小学低学年の女の子の走りが目に焼きついた。速い。小さい体でほかのチームの大きな子に負けずに付いて行った。

後片付けをすませ、反省会の会場へ向かう前にわが家に寄った。ちょうど足の速い女の子が帰ってくるところだった。孫のような子に思わず「速かったね」と声をかけると、目を輝かせてうなずいた。

私の区の役員歴は浅い。役員さんのほかは、どこにだれが住んでいるのかほとんどわからない。「ごみネットを交換してほしい」という要望があったり、年に2回の一斉清掃が行われたりしたときに、何人かの顔と名前、住まいが一致する程度だ。

若い親子については、守る会と行政区との合同役員会が知る回路になる。6月の地区対抗球技大会は親が、地区市民体育祭は親と子が主役だ。そうした打ち合わせ・本番・反省会を通じて少しずつ顔見知りが増えていく、といった感じだろうか。今度の体育祭でも何人か住民の名前を覚えた。足の速い、小さな女の子もその一人だ。

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