2013年10月12日土曜日

災害ごみ運搬

9月20日未明、いわき市南部の山あいを震源とする震度5強の地震で義弟の家のブロック塀の一部が壊れた。その話を小欄で書いたら、若い仲間が連絡をくれた。「うちに軽トラックがあります、良かったら使って下さい」。渡りに船だ。おととい(10月10日)、彼の運転でブロック=写真=を市の仮置場に運んだ。

軽トラは、農家にあるものよりは少し大きい。それでもブロック約40個を積むと、タイヤが沈んだ。

仮置場の四倉市民運動場には災害ごみが山をなしていた。木くず類・金属類・コンクリート類などに分別されている。前に、「半壊」になった離れを市の委託業者が解体した。その段階ですでに分別が行われた。災害ごみもできるだけリサイクルをする、というのが行政の方針だ。若い仲間と2人で、指示された場所にブロックを下ろした。

東日本大震災から2年7カ月がたつ。余震が収まらない。9月20日の余震では、本棚が倒れ、食器が落下した。3・11の教訓を忘れたか?といわれてもしかたがない。が、かなりの家で小規模ながら被害が出たようだ。市も早速、罹災証明の発行や災害ごみの受け入れに動いた。

海岸部にあるいわき新舞子ハイツグラウンドは、9月中旬に日中の利用が再開された。以前は災害ごみの仮置場になっていた。近くの道路を通るたびに、高く積まれた災害ごみが目に入った。その山が消えた。復旧・復興の流れを示す変化のひとつではある。

四倉市民運動場から災害ごみが消え、スポーツやレジャーを楽しむ市民の姿が見られるのはいつのこと
だろう。

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