2013年10月2日水曜日

半年が過ぎた

シソはいくらでもこぼれ種で増える。畑のへりで、庭で芽を出し、秋には花穂をのばして花をつける=写真。まだ9月、シソの花も咲きだしたばかり――などと悠長に構えていたのは、つい先日のこと。

私の頭のなかに、4月から歩いて365日で一周する行政嘱託員兼区長の道がある。「道は未知なり」で、新米区長には初体験の連続だ。よたよたと、ばたばたと、仲間の役員さんに助けられながら歩みを進め、ようやく半分が過ぎた。節目の10月は忙しい。個人的にも予定が詰まっている。

行政嘱託員として10日に一度、回覧あるいは全戸配布の行政資料を班(隣組)ごとに振り分けて袋詰めにし、担当役員に届ける仕事がある。10月には行政区内の事業所に区費の協力をお願いするための訪問・集金がある。これは区長としての仕事。年度後期の班長さんと世帯数の調査もある。締め切りがあるので先延ばしができない。

10月下旬にはいわき支援を兼ねた中学校の同級会がハワイアンズで開かれる。ほかに、行政がらみの仕事が二つ三つ入っている。区民が参加しての一斉清掃もある。

と、自分に言い聞かせるのも、締め切り、あるいは会議を忘れて人様に迷惑をかけないようにするため(たまにある)。そして、残り半分の道も未知の連続だから、手が抜けない。

それはさておき、この半年で最も変わったのは地域の情報が段違いに増えたことだ。その質量をランク付けすれば、行政―議員―行政嘱託員兼区長―住民の順になる。地域紙記者時代には知り得なかった地元行政区のこまかい問題・課題に、住民としてようやく触れ得た思いがする。

逆からいうと、情報は地域に、行政の中に埋まっているのに、問題意識が薄いためにそれを発掘できなかった。記者としては地球の表面をひっかいているだけだった。自分の今と昔を比較して、反省を込めて、痛切にそう思う。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

新しい始まりはワクワクしませんか?

これから新規開拓の何でも見てやろう、味わってみようの気概で楽しむつもりです!

生きてる間にどれくらいの出会いや発見があるのか?探してみなければ損してしまいます。

心機一転がんばりましょう!

匿名 さんのコメント...

情報がこんなにスピーディで過多になるなんて想像していませんでした

個人が受発信しそれが影響を及ぼすことも・・

情報の根幹は、人と人とのつながりから生まれるものです