2013年12月23日月曜日

クリスマス会

交流スペース「ぶらっと」主催のクリスマス会が土曜日(12月21日)、好間公民館で開かれた=写真。借り上げ住宅で暮らす浪江・双葉・大熊・富岡町と、いわき市の被災者・避難者・ボランティアなど約130人が参加した。

ウクレレバンドいずみ(いわき)の演奏、富岡町の女性2人によるよさこいソーラン、山元彩子さん(東京)のインド舞踊、長野県小諸市の音だまくらぶによる演奏を楽しみながら、料理に舌鼓を打った。ビンゴゲームも行われた。

料理のチヂミ、豚汁、まぜご飯のおにぎりは、双葉と富岡から避難しているグループ、「ぶらっと」のボランティアが準備した。会場設営・飾りつけにもボランティアが協力した。

「ぶらっと」はシャプラニールが運営している。国際NGOの草分けだ。国内外に広いネットワークをもち、震災支援のためにいわき入りしてからも地元団体などと関係を深めてきた。

そのつながりでパルシステムやライフケア、LUSH JAPAN、JT,とちぎ暮らし応援会事務局、星の宮幼稚園、ぶらっと折り紙グループなどの企業・団体がクリスマス会に協力した。赤い羽根の災害ボランティアNPO活動サポート募金も活用した。

音だまくらぶは震災後、定期的にいわきで演奏活動を続けているという。山元さんも震災の年の秋、小名浜の冷泉寺本堂でインド舞踊を披露した。ボランティアのなかには東京からやって来た女性、仙台に住む神学博士の牧師さんもいた。いわきを気にかけている人たちの思いが結集したクリスマス会になった。

写真撮影班の一人として、公民館内をうろちょろした。「写真、撮って」。カメラを向けると、おばさんたちが小学生のようにVサインをした。冬至は翌22日だったが、一日早く「一陽来復」の気分にひたった。

0 件のコメント: