2013年12月28日土曜日

対向車線で事故

ふだんは自宅周辺と、いわき駅周辺の市街地を行ったり来たりするだけ。双葉郡に通じる国道6号の新・旧道を主に利用する。ときどき国道で、その枝葉の道でおまわりさんが事故処理をしている現場に遭遇する=写真(2013年5月21日、平六町目・イトーヨーカドー平店付近)。

3・11以来、いわき市は相双地区からの原発避難者、原発事故収束のための作業員などが加わって、交通量が増えた。それに伴い事故も増えていることは想像がつくが、わが生活圏ではその実感はない。

もともと交通事故の多い地区だ。セスナ機でも下りられそうな、片側2車線の広い道路(国道6号=新道)がまっすぐ延びている。道路横断中にはねられて亡くなるのは地域住民、自損・衝突で亡くなるのはよその地区の人というパターンがある。サンダルで出かけられる範囲なのに、死者を悼む花束が置かれた場所を4カ所も知っている。

わが生活圏の旧道でも軽い事故はよく起きる。あるときなどは、お年寄り運転の軽自動車が縁石を乗り越え、歩道を暴走して、電柱に衝突して止まるといった自損事故が起きた。事故の態様からしてブレーキとアクセルを間違えたとしか思えない。小学生の下校時間と重ならなかったのが不幸中の幸いだった。

先日、いわき市南部で母子3人が亡くなる痛ましい事故が起きた。人は交通事故で死んではいけないということを書いた。きのう(12月27日)昼すぎ、交通事故を目の当たりにしたので、あらためて自戒の意味を込めて書いておきたい。

知人の車に同乗して山里へ行き、平地に戻ってベッドタウンを移動中だった。右手にスーパーが見えてきたところで突然、事故が起きた。

対向車両が1台左折してスーパーに入るとすぐ、後続車が直進して来た。そこへスーパーから車が飛びだした。頭と頭がゴッツンといった感じで、2台が接触して止まった。反射的にわれわれの車も急停止した。

直進車両には、ぶつけられた側の助手席におばあさんが乗っていた。頭や体をうった様子はなかった。運転者の表情をみてもけがをした様子はない。物損事故ですんだようだった。

対抗車両がスピードを出していたら、はずみでこちらに突っ込んでいたかもしれない。けが人が出たかもしれない。重大事故になるかどうかは、こうして紙一重、間一髪の差でしかない。しかも、ちょっとした不注意から事故が起きる。車にはやはり「かもしれない運転」が必要だ。

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