2013年12月9日月曜日

日記と週記

師走に入って始めたことが2つある。毎日の備忘録に年月日のほか、3・11からの日数を書きとめる。これが1つ。もう1つは、日曜日に食べる冬の刺し身を記録する。きのう(12月8日)は天然ブリ、皮をあぶったタイ、ヒラメとそのえんがわの盛り合わせだった=写真

2013年12月4日は、東日本大震災から1000日目。メディアの節目報道で知った。この数字が胸に突き刺さった。

田村隆一の詩集に『四千の日と夜』がある。日本の戦後の、およそ10年を象徴するタイトルだ。同じ筆法で災後2年9カ月、非日常を日常として暮らさなければならない日と夜が、あのときから1000回になった。きょうは「2013.12.9=1005日」、備忘録にはそう書く。

毎日の備忘録、つまり「日記」は、ノート方式ではなくカード方式だ。新聞に折り込まれる「お悔み情報」を使う。A4判片面コピーの日がほとんどなので、それをためておく。同一規格のメモ用紙になる。まず不足することはない。

日曜日に刺し身を食べるようになったのはいつからだろう。いわきの中心市街地にある飲み屋街・田町で飲んだあと、自宅近くのスナックで飲み直すことがよくあった。酒のさかなに出たカツオの刺し身がうまかった。どこの魚屋さんから仕入れているのか聞いた。以来、30年近く、日曜の夕方になると「マイ皿」を持って魚屋さんへ出かける。

昨年までは夏場の「カツ刺し」オンリーだった。冬は足が遠のいた。ときどき、タコかイカの刺し身を食べる程度だった。今年も、カツオの刺し身からサンマの刺し身に替わり、それも品切れになって、白身の魚中心になった。そろそろ打ち止めかと思いながら、師走に入って最初の日曜日(12月1日)に出かけると――。

皮をあぶったサワラ、ヒラメとホウボウの刺し身があった。サワラとホウボウは初めてだ。盛り合わせにしてもらった。ホウボウの甘みに引かれた。白身も捨てがたい。で、きのうは冒頭の刺し身の盛り合わせになった。ヒラメのえんがわがコリコリしてうまかった。白身の刺し身について記す「週記」を続けることにした。

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