2014年3月29日土曜日

2014年の初ツバメ

 塩の夏井川からハクチョウが去って、神谷の旧国道にツバメがやって来た。

 きのう(3月28日)の夕方、近所の家へ出かけた。チュチュチュピチュチュチュピ……。聞き覚えのある鳥の歌が頭上から降ってきた。ツバメが1羽、電線に止まってさえずっていた=写真。もう1羽が近くの家の上空を突っ切っていった。今年(2014年)初めて見る夏鳥だ。

 屋内にいると体に熱がこもりそうだった。で、石油ストーブを消す。毛糸の帽子をとる。セーターを脱ぐ。電気ごたつの電源を切る――。時間をかけて、ひとつずつ“重装備”を解いた。その仕上げがツバメの到来だった。

 きのうはふだんより少し早めに起きた。午前5時半。夜は明けているのに、ガス(霧)がかかっていた。海岸から5キロ以上は離れている内陸部だ。初夏、たまにこうして霧に包まれる。日が昇るにつれて南から暖かい空気が流れ込んだのだろう。青空が広がり、午後には暑く感じられるまでになった。それがツバメの北上をうながしたか。

 夕方、街へ行った帰りにいわき駅前を通ったら、デジタル温度計が「21度」を表示していた。この暖気になでられて、草木の芽が眠りから覚めたかもしれない。今年の梅は開花が遅れて今が満開だ。庭のプラムは、花芽がふくらんできた。サクラ(ソメイヨシノ)はどうか。開花が早まることは間違いないだろう。
 
 イトーヨーカドー平店2階にある交流スペース「ぶらっと」は4月6日、平・一町目のスカイストアに移転、再開する。月並みなことばだが、その日はいわき地方最初の「花見サンデー」だ。
 
 新ぶらっとから、いわきのサクラの名所・松ケ岡公園までは近い。歩いて15分くらいだろうか。サクラが満開になれば、新ぶらっとオープンを記念して、弁当を携えて公園へ、という“花見散歩”もいいかもしれない。

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