2014年4月1日火曜日

消費税8%

 きのう(3月31日)の朝9時前、いつものガソリンスタンドで車の燃料を満タンにした。

 燃料計の針が半分になると満タンにする――3・11後に身に付いた習慣だ。今回は、燃料計が半分よりもっと少ない方に振れていた。先週のうちに行くべきところが、いろいろ用事があってずれ込んだ。4月1日からは消費税が8%になる。なにがなんでも5%最後の日にガソリンを入れないと、と出かけた。
 
 スタンドから道路に車が2台はみ出していた。道路向かいの空き地で路上から車が消えるのを待つ。車のトランクには18リットル入りの灯油缶が3つ。順番がきて車にガソリンを入れ、ついでに「灯油も」というと、「込んでるので……」と歯切れが悪い。見れば、軽トラが灯油スタンドに陣取っている。車のガソリンと違って、缶があればあるだけ灯油は入れられる。
 
 灯油はあきらめてスタンドをあとにした。道路に車の列ができていた。それが始まりだった。3・11直後、ガソリンを求めてスタンドに車が殺到した。きのうは一日、それを思いださせる光景が続いたらしい。
 
 昼、わが家(米屋)に来たお客さんの茶飲み話で、スタンドがとても込んでいることを知る。夕方、混雑は終わっただろうと思って、朝と同じスタンドへ灯油を買いに出かけた。すいているどころか、道路に長い列ができていた=写真。消費税5%の灯油はあきらめた。
 
 先日、ガソリンスタンドから程近いスーパーを舞台に、「ドキュメント72時間」(NHK)が放送された。ガソリンスタンドのわが「ドキュメント朝と晩」は、半分苦いものになった。

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