2014年4月6日日曜日

温水器復活

 夏井川渓谷の小集落・牛小川の区長さんから夜、電話がかかってきた。木曜日(4月3日)のことだ。「今月の13日…」というので、「春日様ですね」「うん」「参加しますよ」。
 
 戸数10戸ほどの小集落の山中に、ほこら(春日神社)がある。通称「春日様」。アカヤシオの花が満開に近い日曜日に参拝・なおらいをする。どこからか神主さんが来るわけではない。各家から1人が出てお参りをするだけだ。
 
 集落の一角に義父母が隠居(無量庵)を建てた。その管理人になったのが阪神・淡路大震災のおきた1995年初夏。以来19年、週末だけの「半住民」として通い続けている。アカヤシオ(イワツツジ)が満開になるころには、連絡がきて、春日様の祭りに参加する。

 去年(2013年)7月、旧友たちと京都・奈良に遊んだ。奈良では興福寺、東大寺、春日大社を巡った。奈良と牛小川はつながっている――春日大社では、広い境内を夏井川渓谷の守り神を思い浮かべながら歩いた。

 牛小川がらみの電話がもう一つ。4月2日夜に、知り合いの建築士から無量庵の温水器=写真=がなおった、という連絡が入った。業者を連れていったら、部品が凍結・破損していた。部品を交換した。お湯が復活した。
 
 実は前からお湯が出なくて困っていた。水圧が低いとガスに火がつかないという人がいた。それにしては、普通に水が出ている。そして、真冬。水抜きをしたつもりだったのが、十分ではなかった。懸案がひとつ消えた。
 
 きょう(4月6日)は朝のうちに小雨がやんだ。これから渓谷へ出かけてアカヤシオの花を眺め、ささくれだった気持ちを鎮める。

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