2014年4月7日月曜日

谷を彩るアカヤシオ

 4月2日に見たときにはほんの2、3本がピンクに染まっているだけだった。それから4日後のきのう(4月6日)。夏井川渓谷のアカヤシオ(イワツツジ)は満開に近かった=写真。標高の高い奥山はまだだが、谷筋の前山は一気にピンクで彩られた。
 
 花は花として――。いわき地方は3日から4日にかけて大雨に見舞われた。その影響が山砂を敷き詰めた隠居(無量庵)の庭に現れているはず。庭が少し斜めになっているので、あちこちに小さな“雨の道”ができている。また少し山砂が流され、溝が深くなったに違いない。行って見ると、その通りだった。えぐられて元の地面がむき出しになっているところもあった。
 
 除染で庭の表土をはぐ前、井戸のモーター用の電線ケーブルは庭に埋まっていた。山砂を投入したあとは一部がむき出しになったままだ。この電線ケーブルも大雨に洗われて、ところどころむき出しになっていた。
 
 雨は洗い、うがつ。川も水量があって少し荒々しい。それよりなにより、風が強くて冷たかった。朝のうちに雨がやみ、晴れたのはいいが、西高東低の冬型の気圧配置になった。早々と花の渓谷から退散した。
 
 平地から山峡に入るまで、道沿いのソメイヨシノはほぼ満開だった。白っぽいソメイヨシノ、ピンクがかったソメイヨシノと、木によって微妙に色が違う。江田の手前では、ヤマザクラが咲いていた。
 
 きょうは小学校の入学式。学校から招待状がきたので、9時半にはソメイヨシノが満開の小学校へ向かう。
 
 それを祝うかのように、今朝は庭からウグイスのさえずりが聞こえてきた。「ホー、ホケチョロ」とまだぎこちない。「梅にウグイス」ならぬ「カエデにウグイス」の初鳴きを、茶の間にいながらにして聞けるとは。こちらもかわいい1年生だ。

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