2014年5月11日日曜日

庭のエビネ

 きのう(5月10日)の夕方、いわき地域学會の仲間と会員への資料発送作業をしていたら、行政区の役員さんから電話がかかってきた。「◎班で赤十字の用紙が1枚足りないそうです」。午前中に隣組の回覧物を担当の役員さんに届けた。それがさらに班まで届き、ある班長さんがチェックしたら、班の世帯数より用紙が1枚足りなかった。こちらのミスか、新たに1世帯が加わったかのどちらかだ。近所の役員さんの家まで用紙を届けた。

 家を出るとき、庭の片隅にうっすら紫っぽいかたまりが見えた。エビネの花だった=写真。鉢物を買って露地植えにしたら、少しずつ数が増えた。今年最初のエビネの花に、腫れぼったい目が洗われた。

 大型連休が終わって、通常の暮らしのモードに入った。日曜日の5月4日は午後、夏井川渓谷にある隠居(無量庵)の庭で除染後初の野菜の種まきをした。前後の3、5、6日は家に缶詰になって仕事をした。宿題の3つ、4つは片づけないと、と連休前に自分に言い聞かせた。珍しく、予定通りに事が運んだ。

 年度当初には行政区の役員会、地域の各種団体のメンバー選出、危険個所の検分と、波状的に仕事が押し寄せる。これに、10日ごとの回覧物振り分け・配付、いわき地域学會の事務局としての仕事、週に1回のおしゃべりの準備が加わる。

 ここ2~3日は、午前に区の仕事をし、午後に自分の仕事をする、あるいはその逆と、「なにもしなくていい時間」を楽しむゆとりがなくなっていた。きのう(5月10日)はそれで起きるとすぐ仕事にとりかかり、招待状が届いていた小学校の運動会を欠席した。
 
 パソコンに向かい続けているから、目薬が欠かせない。今は現役のころよりいっそう眼球が重く、腫れぼったい。加齢も手伝って、目から始まった疲労が体の節々にたまっていくようだ。
 
 そんなときに見た、妖しげできれいなエビネの花だ。ああ、エビネも自分の仕事をしてるんだな――なぜかそう思った。庭に出てぼんやり花をながめるくらいの時間はひねりださないと。

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