2014年5月14日水曜日

駅弁とノンアル

 単独では4カ月ぶり、夫婦では2年ぶりの東京行だった。日曜日(5月11日)、常磐線の特急「スーパーひたち」を利用した。朝8時2分、いわき駅を静かに発車したのはいいが、相変わらず親切すぎる。湯本、泉、勿来、磯原、日立、……。停車駅が近づくたびに日本語と英語で案内放送が流れた。しかたない、朝寝の代わりに“朝読”をした。
 
 前の座席の背中にはめ込まれたテーブル板に、車内設備のあれこれが書かれてある=写真。各座席にコンセントがついていて、ノートパソコンが使える。忙しい人には便利だろう。そこまで仕事に追われているわけではない。が、今回はインターネットを利用して切符を買った。
 
 近くのオジの家の住人になった若い女性が家に来て、アイパッドで予約してくれた。駅にも出向いてくれた。切符は3割引きだった。アナログ人間でもデジタル社会に生きている、ネットで買えば安くなる――そんな当たり前のことをあらためて実感した。
 
 日帰りで、上野発午後6時のスーパーひたちに乗った。席を指定して切符を買っておいたので、車内をうろうろすることはなかった。
 
 この時間帯の楽しみは駅弁とアルコール。いわきに着けば車を運転しないといけない。カミサンは駅中で「稲荷ずし」を、私はホームで「深川めし」を買った。アルコールは、カミサンが缶ビール、私がビール味のノンアルコール。

 今年の正月、飯田橋で開かれた“日帰り新年会”でも、同じように「深川めし」の駅弁を食べた。「前も深川めしだったわよ」というから、2年前に出かけたときも同じ駅弁を買ったようだ。「鬼平犯科帳」の影響が大きい。

 ノンアルでも疲れた体にはほろ酔い感があった。筋肉がほぐれていく感じがした。列車自体も今回はだいぶ揺れた。それでほろ酔い感が増したか。

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