2014年5月27日火曜日

二十日大根から始める③

 夏井川渓谷の隠居(無量庵)で「週末菜園」を再開した。まずは二十日大根を縦4列の筋まき、カブを横4列5ポイントの点まきにした。種をまいてから3週間たった日曜日(5月25日)。二十日大根は緑の線になり、カブはようやくすべてが芽を出した。こちらは極端なほど育ちに遅速がある。

 本葉はどうか。二十日大根は双葉のほかに2枚、カブは同じく3~4枚=写真。こんなに生長が遅くていいのだろうか。いや、いいも悪いもない。太陽と雨と土と種の、現時点での“話し合い”の結果がこれ、なのだから。人間は少しそれに手を加えるにすぎない。

 除染で表土がはぎとられ、山砂が投入された。その一角に肥料を加えて小さなうねをつくった。表層はどうしても山砂が多い。乾燥しやすくて、貧栄養なところが、たぶん育ちの遅さと関係している。

 朝めし前に間引きと追肥をした。うねはまだ合わせて畳2枚半ほど。それでもたっぷり1時間はかかった。小指の先ほどの間引き菜は、みじんにしてすまし汁に散らした。淡い緑がいい彩りになった。
 
 1週間に一度しか手をかけられないからと、ついついがんばってしまいがちだが、それは体にもよろしくない。もともと手抜き菜園である。そのことを自覚して、涼しい早朝のうちに作業をすませ、日中は家の中でごろんとしている――熱中症予防の“朝活”も復活した。

2 件のコメント:

かぐら川 さんのコメント...

多田不二、室生犀星、萩原朔太郎、山村暮鳥の名前を拝見して、萩原朔太郎が犀星を訪ねて金沢に来た1915(大4)年5月のことを、何年か前に調べたことを思い出しました。
今、多田不二の詳細な年譜を確認できないのですが、当時多田は金沢の四高在学中だったと思います。

タカじい さんのコメント...

かぐら川さん、ありがとうございます。そうです。とても嘱望された詩人だったようですね。