2014年6月16日月曜日

プレ父の日

 けさは2連発。3時19分に起こされ、5時14分には飛び起きた。3時の地震は震源が茨城県沖、いわき南部で震度3、北部で2だった。5時の地震では久しぶりに玄関の戸を開けた。震源は福島県沖で、いわきの震度は4。4クラスの揺れには、やはりあわてる。茶の間に積み上げていた本類が少しくずれたほかは、物が落ちるようなことはなかった。
 さて――。5月第2日曜日の「母の日」ほどには、6月第3日曜日の「父の日」は盛り上がらない。忘れられているから忘れている。いや、期待した分がっかりするから、忘れているふりをしている。

 日曜日は、用がなければ夏井川渓谷の隠居(無量庵)へ行って土いじりをする。「父の日」のきのう(6月15日)もそうした。今年の「母の日」は夫婦で東京へ出かけた。夜、帰ってくると、台所に下の息子夫婦からの花束が置いてあった。疑似孫の親が手配した宅配便の不在通知も玄関にはさまっていた。「父の日」もそうなるかなぁ……淡い思いがあったが、なんの変化もなかった。

 代わりに――。「父の日」前日の土曜日(6月14日)夕方、急に疑似孫の母親から連絡が入った。一家が来るときにはいつもそうするように、カミサンがカレーをつくった。飲み食いの準備ができたところへ、親が焼酎の「田苑」金ラベルを、中3と中1の疑似孫が手製のケーキ=写真=を持ってやって来た。一日早い「父の日」のプレゼントだった。

 ケーキには疑似孫2人のメッセージが添えられていた。「たかじい、いつもいろんなお話を聞かしてくれてありがとう。たかじいの言葉、いつもはげみになってます。これからも長生きしてね。たかじいの永遠の孫より」。上の子の文章に、なにか心臓をわしづかみにされたような感じがした。

 プレ「父の日」が盛り上がり、「祖父(じじ)の日」になった。ほんとの「父の日」も、その余韻にひたって過ごした。

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