2014年6月22日日曜日

庭の青いプラム

 庭のプラム(スモモ)が4月に白い花をいっぱいつけた。それから2カ月余り。きのうの夏至(6月21日)の朝、何気なく見ると、青い実が鈴なり=写真=だ。

 少したつと黄色くなりはじめ、やがて熟して赤くなる。しかし、摘果をしたことがない。肥料を施したこともない。甘酸っぱいといっても水で薄めたように味気がないのはそのためだろう。開花後、1カ月ごろに1回、さらに20~30日後にもう1回、摘果をするのが基本らしい。手抜きもいいところだ。
 
 夏井川渓谷の隠居(無量庵)には高田梅がある。それも、今年は青い実をたくさんつけた。1週間前の日曜日(6月15日)、長い柄の小鎌で枝を引き寄せ、青い実をもぎった。籠にいっぱいになった。
 
 震災前、梅ジャムを作った。①青梅を洗い、一晩水につけてアクを抜く②翌日、ざるにあけてヘタを取る③すぐ、琺瑯(ほうろう)鍋で皮にひびが入るまでゆでる④そのあと、5~10時間ほど水につけて酸味を抜き、種を取る⑤残った果肉を琺瑯鍋に入れ、中火でコトコト煮ながら、ころあいを見て砂糖を何回かに分けて加える――と、出来上がりだ。

 今年はひとまずベクレルを測ってからと思っているうちに、表面の傷が茶黒く変色してしわしわになったものがある。ジャムどころではない。傷物は廃棄するしかなくなった。生ものであることを忘れていた。
 
 庭のプラムの実も、7月中旬には熟して落果が始まる。庭から饐(す)えたにおいが漂ってくることもある。その前に、少しでもうまいプラムを食べようと思ったら、摘果をすることだ。けさは夏井川渓谷の隠居へ出かけて土いじりをする。早めに帰宅して、密集したプラムの実の風通しをよくしようか。

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