2014年7月15日火曜日

アユ釣り

 夏井川のアユ釣りが6月28日(土曜日)、解禁された。小川町の夏井川渓谷に隠居(無量庵)があるので、自宅からの行き帰りに夏井川のそばを通る。川に釣り師がいた。それでアユ釣り解禁を知った。

 解禁2回目の日曜日、7月6日。隠居からの帰りに、たまたま対岸の道路を利用した。渓谷が終わり、水田が広がる平野へ出て、2番目の「両郡橋」を渡りかけたとき、川の中央にずらりと釣り師が並んでいるのが目に入った=写真。

 街へ戻るのに、橋を渡ることはない。往来する道からはところどころ河畔林で川が見えなくなる。橋を渡ったからこそアユ釣り師の存在がわかった。夏井川漁協(フェイスブック)によると、放射性物質は「検出せず」、天然アユも遡上しているという。

 釣りをしないので、その醍醐味は知らない。が、当たりがきて釣り上げるときの手ごたえは何ともいえないだろう、ということはわかる。マツタケやコウタケに出合ったときの喜びを、毎年、いわきキノコ同好会の仲間から聞いている。それからの類推だが。

「自然と人間のかかわり」を、阿武隈高地~いわきの平地~磐城海岸で考えるようにしてきた。

 なかでも、「川と人間のかかわり」は若いときから気になっていた。アユ釣りはそのための格好の被写体だ。そういえば、同じ日の早朝、ハクチョウが飛来する夏井川の「三島橋」上流右岸で地区民が何十人も出て草刈りに精を出していた。これも「川と人間のかかわり」のひとコマだ。写真に収めた。

「山と人間のかかわり」では、趣味のレベルでのキノコ採集がある。きょう(7月15日)の新聞折り込み(お悔み情報)に、旧知の奈良俊彦さんの訃報が載っていた。「福島きのこの会会長」とあった。享年68。

 いわきキノコ同好会の設立当初、採集会でいろいろ教えてもらった。栃木の「チチタケうどん」は奈良さん直伝でつくり方を知った。合掌。

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