2014年7月2日水曜日

ネムノキとネジバナと

 7月になると、いわきではネムの花が咲く。きのう(7月1日)、国道6号常磐バイパスを利用したら、2カ所で満開だった。「おっ、ネムの花だ」。思わず叫ぶと、助手席から声がかかった。「前から咲いてるわよ」。何日か前、友人の車に同乗して気づいたのだという。
 
 平の市街地と夏井川溪谷を結ぶ県道沿いに何本かネムノキがある。日曜日(6月29日)には、花はなかった。バイパスのネムノキは、それに比べたらずいぶん早い。

 そのネムノキと同じくらいに驚いたのが、わが家の庭のネジバナだ。今年初めて花を見た=写真。こぼれ種が根づいたのだろう。
 
 2年前、となりのコインランドリーの駐車場で咲いているのを見た。近所のおじの家の庭でも咲くようになった。種が風に飛ばされてきたのでなければ、わが家の庭のネジバナは、夏井川渓谷の隠居(無量庵)の庭にこぼれた種が、靴かなにかについて運ばれてきたのだ。
 
 無量庵では年を追って数を増やしたが、除染で庭の表土がはがされたため、今年はネジバナがひとつも見えない。しかし、これもいずれ復活するはずだ。

そういえば、街路の花壇にネムの幼樹が生えていた。河原にも多い。野生植物の生命力はそのくらいすごい。

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