2014年7月27日日曜日

夕方のアブラゼミ

 7月24日午後4時前。アブラゼミが今年初めて、庭で鳴いた。庭と私道の境に立つ電信柱に張りついていた=写真。むし暑い曇天の日。近所の家の庭からはミンミンゼミの鳴き声。これも今年初めて聞いた。

 真夏日になった翌25日は、セミは沈黙したままだった。きのう(7月26日)も日中はそうだった。夕方4時すぎになって、やっと思い出したようにささやいた。それっきりで中断し、たそがれるころになってまた鳴いた。25日はあんまり暑すぎて、セミもじっとしているしかなかったのか。

 きょう、日曜日は夕方から用事がある。きのう、一日早くいつもの魚屋さんへカツオの刺し身を買いに行ったら、若だんなが電話で話していた。「昼間は静かだったのに、夕方になると電話がいっぱいかかってきて……」「この暑さだもの、人間もじっとしているしかなかったんだよ」。
 
 私がそうだった。昼間はずっとカウチに横たわって本を読んでいた。エアコンなどはない。戸という戸、窓という窓を開け放ち、扇風機をかけても、室温は30度を超えている。ようやく動く気になったのは夕方4時すぎ。5時から顔を出さないといけない施設の祭りがあったからだ。暑さにうんざりという点では、アブラゼミも、人間も変わらない。
 
 祭りから帰ってすぐ晩酌となれば、5時前にカツ刺しを買ってきておかないといけない。そんな用事がなくても、きょうは暑くて料理を作りたくない――カツ刺し注文の電話が集中した裏には、そんな気分の人が多かったのだろう。
 
 きょうも暑くなりそうだという。なのに、東北地方の梅雨明けが発表されないのはどうしてか。週間天気予報を見ると、「曇り」のマークが多くなっている。まだまだ梅雨の晴れ間にすぎないのか。

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