2014年9月15日月曜日

優勝してしまった

 第40回神谷地区市民体育祭がきのう(9月14日)、平六小で行われた=写真。雨で1週間延期になった。敬老の日を含めて3連休の真ん中だ。競技に参加できない人も出た。
 
 種目には個人競技と団体競技がある。8行政区の親睦(しんぼく)を兼ねながらも、団体競技で順位が決まる。せめて3位か4位には食い込みたい――内心ではそう思っていた。それが、総合優勝をしてしまった。
 
 勝敗対象の団体競技は、一輪車にボールを何個か入れて運ぶ「安全運転」、そして「綱引き」「玉入れ」「リレー」の4種目だ。

 わが区は「安全運転」と「玉入れ」で1位になった。「リレー」と「綱引き」は予選敗退だった。1位8点~8位1点で計算すると、「リレー」の決勝、「綱引き」の準決・決勝を残す時点できん差のトップだった。

 リレーに強いA区に逆転される。農村部のB区は綱引きで勝った、リレーで健闘すればそちらも優勝の可能性がある。そうみていたら、番狂わせがおきた。優勝圏外のC区が最初のテープを切った。
 
 わが区のほか2つの区でポイントが同じになった。その場合は①玉入れ競技の玉の数②それでも同点の場合はリレーの順位③最後は抽選――の3段階で優勝を決める。玉入れの“貯金”が効いた。第40回という節目の大会、大きな区から分区・独立して十数年目で初優勝だ。
 
 3・11から3年半。「いわきではこうして運動会ができる、ありがたいことだ」。ともに記録係を務めたB区の区長の言葉である。参加することに意義を見いだしてきたチームとしては、優勝は「棚ぼた」に近い。

とまどいながら、かくかくしかじかでわが区が優勝――と告げると、子どもを守る会のお母さんたちはびっくりして歓声をあげた。地区体協の会議、区と守る会の合同役員会、協賛金集め、雨による延期……。地域の一大イベントの最後に思いもしない喜びが待っていた。

0 件のコメント: