2014年9月21日日曜日

秋の彼岸

 きのう(9月20日)はわりと忙しかった。午前10時過ぎには回覧物を区の役員さんに届け、午後1時過ぎにはいわき地域学會の市民講座へ出かけた。合間に“文字読み”を続けた。

 回覧物を届けて帰ってくると、北の空、水平の雲の屋根の下に青空がちょっぴり姿を見せていた=写真。2階の物干し場から写真を撮った。<あれっ、ほんとの家の屋根の上に人がいる。屋根のカラーベストのふき替え作業が行われている>。これも3・11の後遺症だろうか。――土曜日、しかも午前中、外を動き回ったからこそ目に入ったひとコマだ。

 この時期、眼球は脹れて重い。毎年、月遅れの盆上がりから秋分の日の前あたりまで、ほぼ1カ月間、400字詰め原稿用紙に換算して3000枚前後の量の文字を読む。きのうの夕方にようやくそれが終わった。

 秋の彼岸前が「読了」の目安だ。春にゴールデンウイークがあるように、秋にもシルバーウイークがある。2009年9月後半の大型連休がそうだった。この連休に、同級生数人で北欧へ旅行した。還暦を迎えて始めた海外修学旅行だ。2010年には同様に台湾へ出かけ、2012年にはベトナム・カンボジアを旅した。「宿題」を抱えていては旅をしてもおもしろくない。

 今年は南半球を訪ねる話が持ち上がっていたが……。その代わりかどうか、今週末、仲間が夏井川渓谷にあるわが隠居(無量庵)に集まる。
 
 けさは間もなく、その無量庵へ出かける。久しぶりに、日曜日を自分のためだけに使える。仲間が使うふとんを干し、生ごみを埋め、10月に種をまく三春ネギの苗床をつくる。時間があれば、対岸の森を巡ってキノコの写真を撮る。3・11後は、「キノコ採り」が「キノコ撮り」に変わった。

 年度の折り返し時期に入ったこともあって、連休明けにはやることがめじろ押しだ。きょうも渓谷から街へ戻ったら、カミサンの実家の墓参りが待っている。時間を“ぶつ切り”にしてうまく使わないと。

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