2014年10月15日水曜日

救急車が止まった

 夜の9時半すぎ。「ピーポー、ピーポー」が大きくなって、近くで止まった。ん! 外に出ると、隣の駐車場だった。車の中に、助手席を倒して男性が横たわっている。運転する奥さんが119番をしたのだろう。救急隊員が声をかけながら男性を担架に移して救急車に収容し、時をおかずに出発した。

 きのう(10月14日)の昼、車で街へ出かけた。交差点で赤信号になり、一番前に止まっていると、反対側から救急車がやって来た=写真。すかさずカメラに手が伸びた。

 救急車はパトカーと違ってスピードを出さない。交差点に近づくと、注意喚起のアナウンスをして慎重に通過する。病人やケガ人を運ぶ緊急車両だ、「飛ばさず、止まらず」が鉄則なのだろう。
 
 それから11時間後の、隣の駐車場の緊急事態だった。救急車のサイレンと赤色灯に気づいて、近所に住む知り合いのNPOの女性から電話がかかってきた。東京からいわきへ震災支援のために派遣されている。カミサンが出た。
 
 たまたま前任者も東京から来ていると聞いて、ピンときた。私がいろいろ薬を飲んでいることを知っている。前任者が<もしかしたら>と私のことを心配したのだろう。

 救急車がやって来る回数が多い地区でもある。通過するだけではない。これまでにも何回か近所で止まった。今回はわが家のすぐそばだ。心配する側からされる側へ――年を重ねれば、いつ救急車の世話になってもおかしくない。そうならないよう節制しなければと、一瞬だけ思った。

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