2014年10月21日火曜日

行楽客、目につく

 日本晴れとなった10月19日、日曜日。東北最南端のいわきでも、紅葉見物の行楽客が目についた。JR磐越東線江田駅の真向かい、夏井川溪谷キャンプ場では昼前、バーベキューの煙がたなびいていた。

 テレビの紅葉情報では、夏井川溪谷は「色づき始め」だが、目当てのカエデはまだあおい。カエデの緑は少しくすんだ感じで、一部が汚れた暗赤色に変わりつつある。これがやがて、赤く激しく燃え上がるのだろう。

 それでも、広葉樹の広がる渓谷の斜面はいちだんと赤みを増してきた。朱、橙、赤、黄、……。それこそ和名の色辞典を携え、実際の葉の色と照合して、黄丹(おうに)・照柿(てりがき)・猩々緋(しょうじょうひ)・蘇芳(すおう)などと言ってみたくなるほど、微妙な色調の違いを見せる。

 江田駅直下の県道小野四倉線沿いにはこれから、農産品などの直売所、焼きそばなどの屋台テントが立つ。小野町の農家のNさんも毎年、長芋と曲がりネギを直売する。いつもの空き地にブルーシートをかけるための鉄骨が組み立てられた。この週末には自慢の産品が並ぶにちがいない。

 溪谷のわが隠居(無量庵)の隣は、個人が空き家を解体し、杉林を伐採して開いた「錦展望台」だ。先日は紅葉シーズンを控えて草刈りが行われた。同じ日曜日、このシーズンとしては初めて、入れ代わり立ち代わり車が止まっていた=写真。

 11月9日には錦展望台を出発・帰還場所に、紅葉ウオーキングフェスタが開かれる。“地元”の人間の1人として案内人を務めているが、去年は会津芦ノ牧温泉でのミニ同級会と重なって参加できなかった。今年も、夏井川河口へと向かってごみを拾いながら歩くわが区のイベントが同じ日にある。

 フェスタのスタッフから案内人の要請があってOKしたものの、後日、歩こう会と重なることを思い出した。日曜日に会って不参加を伝えた。10月~11月と、週末はイベントがめじろ押しだ。

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