2014年11月10日月曜日

曇天下の歩こう会

 きのう(11月9日)午前、河口に近い夏井川堤防で「神谷(かべや)市民歩こう会」が開かれた。今にも泣きだしそうな空の下、親子などおよそ80人が参加し、堤防の上と河川敷のサイクリングロードに分かれて、ごみを拾いながら水辺のウオーキングを楽しんだ。

 やがて雨の予報だったため、急きょ、コースを半分に短縮した。それが正解だった。予定通り、神谷公民館から河口部のざわみき公園まで往復9.5キロ、公園で昼食・レクリエーションを続行したら、帰りに雨に見舞われていた。

 体調を崩して散歩をやめるまで、堤防は朝夕のウオーキングコースだった。今は車で通りながら、川をウオッチングするだけになった。私にとっては、ほぼ2年ぶりの堤防ウオーキングだ。往復で1万歩弱を歩いた。

 住宅地を抜けて堤防に出るとすぐ、川の中で休んでいるハクチョウの群れに出合った=写真。少し下流のやな場では、サケが最後の力を振り絞って水しぶきをあげていた。帰りは、夏井川鮭増殖組合の人たちがやな場にいて、いけすからサケを捕獲する準備をしていた。ハクチョウの姿はなかった。

 もっと下流、浄化センターの前の河川敷は大水がもたらした枯れヨシやカヤ、木などで、サイクリングロードが広範囲にわたって埋め尽くされ、通行ができなくなっていた。「なんでこうなったと思う」「台風?」「そう、大水のあとに残ったんだ」などと小学生と話しながら通り過ぎた。

 公民館に戻ったあと、お楽しみ抽選会が行われた。ハクチョウやサケ、流木のことを織り交ぜながら、あいさつした。行くときより帰るときの堤防がきれいになっていた、気持ちがよかった――その点を強調した。1人でも、2人でもいい、子どものなかに「来たときよりきれいにして帰る」という思いが芽生えることを願って。

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