2015年3月5日木曜日

防火パレード

 わが行政区では、3月最後の日曜日に総会が開かれる。そのためには、今ごろから資料づくりが始まる。どの団体も同じだが、前年度の事業報告・決算、新年度の事業計画・予算のほかに、2年任期の役員を決めないといけない。
 この役員選びが難しい。現実には1年中、役員になってくれる人を探しているようなものだが、最初はまず断られる。そこから前区長に後押しをお願いしたりして、酒抜きの交渉が始まる。今のところ、1勝1敗だ。「今期限り」を表明している役員さんの後任を含めると、あと3人。どうやって見つければいいのか――脳みそが重しを受けて水の切れた豆腐になりそうだ。
 
 3月最初の日曜日(3月1日)、いわき明星大で開かれた公開講演会「はまどおりのきおく3」の前半を聞いたあと、帰宅して、「役員に」と考えていた人の家を前区長とともに訪ねた。粘ること30分。OKをもらった。「きょうの酒はうまい」。いい気分になったのも、半日だけだった。翌朝、断りの電話が入った。

 その晩、孫の母親から電話がかかってきた。「あした、保育園で防火パレードがある」という。

 ちょっと早めに行くと、パレードに出発するところだった。孫がこちらに気づいて、にこっとしながら手を挙げる。カメラのシャッターを押す。ん? 音がしない。メモリーカードが入っていなかった。「取りに行ってきな」。カミサンに言われて、行って戻ると間もなく、子どもたちがパレードを終えて保育園に戻ってきた=写真。
 
 このごろの一日の流れをいえば、行政区のこと、4月からの学生相手の話のことで頭がいっぱいだ。孫たちの防火パレードは、その合間のいい気分転換になった。

0 件のコメント: