2015年4月22日水曜日

いわき昔野菜保存会が発足

「いわき昔野菜保存会」が発足した。先週の土曜日(4月18日)、いわき市暮らしの伝承郷・旧川口家を会場に、設立総会が開かれた。スタッフ・会員およそ50人が参加した。
 今年は伝承郷の農地を借り、昔野菜を育てる。伝承郷も、いわきの昔野菜を栽培するなど、この事業と連動してきた。

 伝承郷には「花と野菜のボラティア」制度がある。登録しないと、伝承郷では土いじりができない。保存会の会員が一斉に登録した。私も、顧問の山形大准教授江頭宏昌さんもボランティアの仲間に加わった。
 
 伝承郷は入館者とボランティアを増やしたい。保存会は栽培する場所を確保したい。「ウイン・ウイン」の関係だ。
 
 2010年、市農業振興課の当時の園芸振興係長と、広報広聴課(現ふるさと発信課)の女性が、私が趣味で栽培している伝統野菜の「三春ネギ」の話を聞きに来た。それがきっかけで、市の「いわき昔野菜」事業とかかわるようになった。
 
 設立総会後に、イタリアンの「いわき昔野菜特製ランチボックス」を食べ、記念体験イベントが行われた。昔野菜を栽培している農家の奥さんがリーダーになって、里芋(種イモ)を埋め、オカゴボウと金時豆の種をまいた=写真。
 
 ロープをピンと張ってクワを入れ、土をほぐして種をまく溝をつくる。ハウツウ本による独学ではなく、昔野菜を栽培しているプロが実地に作業の手本を見せる。手際がいいだけではない。うねがきれいに仕上がっていく。
 
 まず、サトイモ(種イモ)を植えた。ハウツウ本には芽を上に――といったことが書かれている。ところが、プロは横に置き、小さいものは2つ並べた。「芽を上にしなくていいのか」「いい」。オカゴボウと金時豆は、赤いテープを巻いた定規で簡単に種をまく間隔が決まる。
 
 プロの技と知恵を吸収する、またとない機会になった。それだけではない。畑が美しい。農作業はアートであることを実感した。

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