2015年4月8日水曜日

新学期スタート

 きのう(4月7日)は、小1にとっては初めての集団登校の日だった。朝7時半前、ぐずついた天気のなか、家の前を子どもたちが通って行く。店の戸を開け、顔だけ出して、チビちゃんたちにあいさつした。「おはようございます」。すると、黄色い帽子をかぶった女の子が小さな声であいさつを返した。
 前日の入学式に、招かれて出席した。青空の下、校門わきのソメイヨシノが満開だった=写真。文字通りのハレの日になった。新入児は10年後、20年後、あるいは孫のいるような50年後も、この満開の桜と入学式をセットで思い出すことだろう。

 校長先生は1年生に「あ・い・う・え・お」の話をした。あいさつ・いのち・うんどう・えがお・おもいやり――だれにとっても大事なこと5つだ。保護者を代表してあいさつしたのは、小さいころわが家へ遊びに来ていた知人の娘さんだった。
 
「あいうえお」を聞き、知人の子の子が入学したとあっては、最初の集団登校のときくらいあいさつせねばと、子どもたちを待った。か細い声で「おはようございます」と返してくれた黄色い帽子、つまり新1年生はその知人の孫らしかった。面立ちがなんとなく似ている。

 学校は少子化の最前線でもある。われらは「団塊」、子どもたちは「団塊ジュニア」といわれて、世代的にはそこだけ人数が多い。ところが、ジュニアの子どもたちは、祖父母の世代からみると3分の1くらいに減っている。2クラスで計43人しかいない。過疎化が進む山間部、三和町ではこの春、4つの小学校と3つの中学校が、それぞれ残る1つの学校に統合された。
 
 ざっと60年前――。小学校の入学式を終えて教室に戻り、前の女の子のいすを足でポコポコやっていたら、その子が手をあげて「いすをけってます」と先生に告げた。先生に注意されて、うれしい気分がトホホに変わった。教室はぎゅうぎゅう詰めだった。やはり、隔世の感がある。

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