2015年5月26日火曜日

山砂の庭がまぶしい

 学生時代の仲間と常磐の湯本温泉に泊まり、朝帰りをした。それからすぐカミサンの仕事(米屋)を手伝って、夏井川渓谷の隠居へ向かった。途中、ところどころにヤマボウシの花が咲いていた=写真。
 5月24日、日曜日。3週間ぶりに緑の谷間で過ごした。溪谷でもヤマボウシが花をつけていた。市街から溪谷あたりまでは、ヤマボウシは「6月の花」だ。晴天続きで開花が早まったのだろう。

 隠居の庭で少し土いじりをした。三春ネギの苗床に生えたスギナを引っこ抜く。前回、地面を掘って生ごみを埋めた隣に、同じようにスコップを入れて生ごみを埋める。ネギの定植エリアに石灰をまき、土を起こす。これを、隠居で朝寝をし、昼寝をしながらやった。ほんとうは夜明けとともに始め、「朝めし前」に終わって、日中はごろんとしているのが一番なのだが。

 谷風が川の上を下流から上流へと吹いている。岸辺の木の葉が波を打っているのでわかる。とはいえ、少し離れた隠居の庭ではそよとしか吹かない。土いじりに熱中すると、文字通り「熱中症」になりかねない。がんばりすぎて気持ちが悪くなったときがある。以来、少し動いては休み、休んでは少し動く――を心がけている。

 毎日、土いじりをする人は一日の仕事を定量化できる。週末だけ、それも3週間ぶりとなると、後日の作業も計算に入れてついつい熱中してしまう。それがよくない。暑い日には、集中しても熱中しないことだ。瞬間的にがんばっても、継続してがんばらないことだ。
 
 1年半前の2013年12月、庭の全面除染が行われた。表土がはぎとられ、山砂が投入された。庭に立つと、山砂が日光を反射してまぶしい。サングラスが欲しくなる。山の「海の家」だ。庭がまぶしいのもがんばらない理由のひとつではある。
 
 1年目。「砂浜」にスギナが生えた。地下茎が広範囲にわたって残っていたらしい。同じように取り残された鱗茎からスイセンが芽を出し、花を咲かせた。実生のカエデ、フジがあちこちにあらわれた。
 
 スギナは厄介だが、土の流失を抑える役目を果たす。下の空き地からはい上がってきたクズもそうだが、こちらは放置すると家にまで迫ってくる。
 
 2年目の今年はスギナがかなり庭を占めている。オオイヌノフグリ、アカツメグサ、シロツメグサ、キンポウゲ、ニワゼキショウが咲いている。ハハコグサは咲き終わった。
 
 庭を除染したのは、以前の健康な緑を取り戻すためだ。その過程で白い庭に草が生える。1年目より2年目、2年目より3年目と草刈りが大変になる。それを繰り返してこその、庭の“復活”だ。キノコのマメダンゴ(ツチグリ幼菌)も“復活”すれば、いうことはない。期待はしないが、1カ月後が楽しみ。

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