2015年7月3日金曜日

プラム摘み

 庭のプラムの木が去年同様、今年もいっぱい実をつけた。実が重くて枝がしなっている。ちょっと前まではあおかったのが、日ごとに赤黄色くなってきた。真っ赤に熟すると甘くはなるが、ぼそぼそしてそんなにおいしくない。色づきはじめたころが食べごろだ。甘みと酸味、適度な硬さに引かれて手が伸びる。
 背の低いカミサンが実をもぎったが、平屋の家と同じくらいの高さまで枝葉が茂った。上の方は手が出ない。「摘んだらどうなの」と180センチ近い人間に迫るので、きのう(7月2日)、朝ごはんを食べたあと、庭に出た。はしごまで持ってきたので、しかたがない、空中の人になった。

 目の高さは地上からざっと3メートルか。手の届く範囲で赤黄色い実だけを摘んだ。たちまち手籠いっぱいになった=写真。まだまだ実がなっている。が、あとは木を揺すって実を落とすしかない。

 何年かに一度は、業者に頼んで庭の柿の木とプラムの木を剪定する。するとプラムは、翌々年にいっぱい実をつける。昔のブログを見ると、2012年に剪定している。それから2年後の去年は鈴なりになった。今年もそうだった。

 途中から2つに分かれた幹の片側にカワラタケらしいものが生えていた。あれれ、やられた! 剪定した切り口から腐朽菌が入り込んだらしい。どこまで切除したらいいものか、もうひとつの幹の方まで蔓延しないものなのか、悩ましい。長男の小学校卒業記念に苗木を買って植えた。30年ほどたつ。寿命がきたわけではないだろう。

 これほどの数だから生食を――と思うのだが、数が数だけに食べきれない。家に来た友人や近所のお年寄りに分けて持って行ってもらうようにしている(今は普通にやったりもらったりしている)。それに、薬の本作用・副作用の影響でカリウムを多く含む野菜などは水にさらすか、湯通しをした方がいいという。プラムは、カリウムがたっぷりではないか。

 防災士養成講座でクラッシュシンドローム(挫滅症候群)の対処法を学んだ。なにかで足などが長時間はさまれていた場合、そのまま救出すると急死することがある。安楽死には高濃度のカリウムを使うが、それと同じような症状が起きるのだそうだ。

 災害とは関係ないふだんの生活でも、心臓と腎臓のはたらきが弱まる高齢者は塩分やカリウムに注意を、ということらしい。

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