2016年1月5日火曜日

ごみ片付けからスタート

 仕事始めのきのう(1月4日)は月曜日。わが区では最初の「燃やすごみ」の日だった。大みそかも木曜日で「燃やすごみの日」だったが、仕事納めのあとで収集は休みになった。そのため、年末年始6日分のごみがどっと出た。
 ごみネットをかぶせただけでは、脇が甘くなる。カラスがごみ袋を引っ張り出して破り、生ごみを食い散らかさないとも限らない。昨年(2015年)も仕事始めの日(1月5日・月曜日)と、最初の「燃やすごみの日」が重なった。カラスにしてやられた。今年は……。いやな予感が当たった。

家の前の通学路が集積所になっている。わが家でごみネットを保管している。朝7時すぎ、私がごみネットを電柱にくくりつけた。それから2時間ほどたった9時ごろ、カミサンが血相を変えて、チリ取りとほうきを持って集積所に向かった。カラスにごみ袋を破かれたという。ごみが散乱していた=写真。
 
 カラスにとって人の住むまちは格好のエサ場。それが、この年末年始はエサなしだった。きのうは待望のごみ袋が通りのあちこちに出た。群れをなして戻ってきた。
 
 以前と違って、収集車がやってくる時間が遅い。それだけカラスの目に留まる時間が長くなった。そのうえ、近所のアパートの住人が入れ替わって、カラスに無とんちゃくなごみの出し方をすると、たちまち狙われる。きのうも、やられるべくしてやられた感がある。

 いわき市には2万4000人ほどの原発避難者が住む。避難当初はごみの出し方が違うためにトラブルがおきた。わが集積所も例外ではなかった。しかし、5年近くたつ今は、ごみ問題は沈静化した。ときどき、こうしてさざ波が立つことは、震災前にもあった。原発避難者であれいわき市民であれ、カラスに思いがいかない人はいるのだ。

 先日、アジアや中近東、アフリカなど、紛争・災害後の復興期にある国・地域でコミュニティ開発プロジェクトの計画立案に当たっているNGOや行政機関の職員がいわき市へ視察にやって来た。一行政区の責任者として、原発避難者を受け入れている地域社会の現状を報告した。

「郷に入っては郷に従え」。難民とホームコミュニティ(受け入れ側地域社会)の関係構築に努めている彼らもまた同じ思いでいることを知って、地域社会の融和は「ごみ出しルールの順守」から始まることを再確認した。

 これまでにもカラス害を防ぎ、ごみ出しマナーをよくしてもらうために、一計、二計を案じてきた。黄色いごみネットにする。注意書きを電柱にしばる。今回も散乱ごみの写真を添付して、注意書きを掲げた。今までは、掲示から1、2回「燃やすごみの日」を経験すると、ルール通りになったが、今回はさて。

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