2016年10月26日水曜日

マンスリーサポーター

 シャプラニール=市民による海外協力の会から「ゆうメール」で品物が届いた=写真。「マンスリーサポーター」になって15年だという。で、支援への感謝の気持ちを込めて記念品を送ります、とあった。記念品は小物入れ、ハンコと朱肉入れなんかを入れるにはよさそうだ。
 シャプラは、南アジアで「取り残された人々」の支援活動を展開している。その一つが「クラフトリンク」のフェアトレード活動だ。届いた小物入れは、シャプラのパートナー団体であるバングラデシュの「サリーアン」が扱っているフェアトレード商品で、同団体には生産者約1100人が在籍している。

 拙ブログで何度も書いている。いや、何度でも読んでほしいのだが、東日本大震災では、シャプラが初めて国内の緊急支援に入った。その後もいわきで生活支援活動を続け、今年(2016年)3月12日まで交流スペース「ぶらっと」を運営した。

 昨年(2015年)4月、シャプラの活動国でもあるネパールで大地震が発生した。シャプラはいち早く支援に入った。いわきはもちろん、全国から寄せられた浄財は、主に①救援物資の確保②仮設住宅の支援③コミュニティセンターの運営④青少年への奨学金支援――に使われた。コミュニティセンターには、いわきでの経験が生かされている。

 シャプラの前身である「ヘルプ・バングラデシュ・コミティ」を立ち上げた1人が、いわきの私の学校仲間だった。で、「台所からの国際協力」をとカミサンが会員になってフェアトレード商品を扱い、私が遅れてマンスリーサポーターになった。

 マンスリーサポーターといっても、月に1000円(最近、1500円にした)を口座から自動的にシャプラに振り込むだけだ。シャプラといえども財政的な余裕はない。そのなかで震災支援を続けてくれたという思いもあって、少し奮発して月1500円にした。
 
「支援する」側にいたつもりが、ある日、「支援される」側になる。バングラだろうが、ネパールだろうが、日本、そしていわきだろうが、事情は変わらない。「おたがいさま」の気持ちで「貧者の一灯」「富者の万灯」が広がれば、と思う。

0 件のコメント: