2016年10月31日月曜日

「代金は正確に」

 夏井川渓谷の隠居へ行くのに国道399号~県道小野四倉線を利用する。道沿いに無人直売所が4つある(もっとあるかもしれないが、目に入るのはこれだけ)。季節の野菜を中心に売っている。果物も並ぶ。
 ひとつは自宅の門口(かどぐち)にある。きのう(10月30日)午後、隠居へ行くときに梨があった。帰りに買った。ソフトボウル大の「新高(にいたか)」で、2個入り500円だった。

 値段表のほかに、「代金は正確に入れて下さい」と書かれた紙が張ってあった=写真。ここでもやられるのか。近所の無人直売所の話だが、無人をいいことに料金を払わない、払っても1円、というケースがある。ある無人直売所では料金入れを盗まれた、という話もある。
 
 値段は100円、150円、200円といったレベルだ。直売所の運営者は「性善説」に立って、人はきちんと代金を払ってくれるものと信じて無人にしている。それを見事に裏切る人がいる。食べてもうまくないだろうに。
 
 それはともかく、いわきの梨は「幸水」から出荷が始まって、「豊水」「涼豊」「新高」と続く。「幸水」はみずみずしさが暑い盛りにぴったりだ。もう終わりに近い「新高」はシャリシャリした肉質感と、ほのかな香りが特徴だろうか。寒くなりかけた時期に、こたつに入って食べる――そういう梨だ。1個250円は安い。

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