2017年4月20日木曜日

子ども見守り隊総会

 日曜日(4月16日)に、近所の神社の参道にあるソメイヨシノを見たら、満開だった=写真。
 それから3日後のきのう、花散らしの暴風が吹き荒れた。すでに近所の別のソメイヨシノも、小学校のソメイヨシノも花が散り、葉が開きはじめていた。
 
 この日、朝、小学校の校長室で「子ども見守り隊」の総会が開かれた。PTA役員のほかに、行政区長・民生委員などがメンバーになっている。20人ほどが出席した。総会後は体育館で児童との顔合わせ式が行われた。

 千葉県で登校途中の女の子が行方不明になり、排水路わきで遺体で発見された事件が、みんなの頭にある。逮捕された容疑者は保護者会長だった。PTA会長(女性)が「大変ショックなニュースでした」とあいさつのなかで事件に触れた。ほかの役員も同様だろう。

 それはそれとして、地域の子の見守りはこれまで通り続けないといけない。総会後、重苦しい気持ちを振り払って顔合わせ式に臨んだ。
 
 用意された椅子に座る。ずらりと体育座りをしている子どもたちが、チラチラ横目で見守り隊のメンバーを見る。3年生だか4年生だかの列にいる男の子と目が合った。驚いたような表情をしながら、ぺこりと頭を下げた。同じ行政区の子だ。こちらも思わず口元を緩めてうなずく。お母さんが子どもを守る会の役員をしていたとき、打ち合わせについてきて顔を合わせたのが最初だった。まだ小さかった。

 見守り隊のメンバーが児童の前に立って自己紹介をした。私は「バス停近くの米屋だから、なにかあったら入って来てね」ということを付け加えた。「よろしくお願いします」。それぞれに元気な声が返ってきた。

メッセージが届いたのかどうか。夕方、女の子が駆け込んできた。カミサンが応対した。トイレを借りたい、ということだった。むろん、どうぞ、である。地域の大人ができる見守りとはこういうことなのだろう。

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