2017年4月29日土曜日

いわきの“北回廊”

 きょう(4月29日=昭和の日)からゴールデンウイーク。平日の5月1、2日を含めて9連休という人もいるだろう。
 毎日が“日曜日”、いや“自由業”の身には、現役のように「仕事の合間が自分の時間」ではなくて、「自分の時間がときどき仕事の時間」に変わる。その“仕事”は1~2時間程度でしかないのだが、準備に丸一日かかったり、忘れて欠席したりできない厳しさがある。
 
 きょうは所属する団体の資料郵送準備作業、5月1日は「広報いわき」その他の回覧資料配り、4日は近所の神社の祭礼出席。ほかにも二、三、先送りしてきた“仕事”がある。それをゴールデンウイーク中にやっつけないといけない。
 
 カミサンが久之浜にオープンした商業施設「浜風きらら」へ行きたいというので、きのう、出かけた。ゴールデンウイークに遠出する計画があるわけでもない。ささやかだが、久之浜までのドライブをプレゴールデンウイークの楽しみとすることにした。

 国道6号久之浜バイパス(四倉・六丁目~久之浜・金ヶ沢間6キロ)が2月26日に全線開通をした。海岸に接する国道の西側、久之浜の市街を避けて阿武隈高地の東縁を貫通する。初めて利用した。波立海岸では国道と常磐線の上を走る。太平洋が一望できる。

 久之浜は薄磯や豊間と違って、海寄りの防災緑地と住宅地が接近している。「浜風きらら」はその接点に位置し、鮮魚店や飲食店、商工会、NPOのザ・ピープルなどが入居する=写真。近くに仮設商店街から戻った店も建つ。
 
 ザ・ピープルの店をのぞき、鮮魚店で買い物をしたあと、バイパス経由で戻ることにした。久之浜の市街を抜けると、四倉の内陸に通じる県道と交差する。常磐道のいわき四倉インターチェンジに通じている。そばにワンダーファームがある。急にそこでソフトクリームを食べたくなった。
 
 視界は海と丘から田園と山に変わる。往来する車は少ない。信号もない。ドライブにはもってこいの田舎道だ。
 
 浜風きらら、ワンダーファーム、そして道の駅よつくら港。いずれもわが家からひとっ走りで行ける商業施設である。バイパスができたおかげで、いわきの“北回廊”が頭に入る。3施設のはしごも簡単にできるようになった。

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