2017年4月7日金曜日

プラムの花が咲く

 小学校の入学式に来賓の一人として参加した。校庭のソメイヨシノはまだつぼみだった。
 去年(2016年)は、おととしは?――あとで、拙ブログで様子を確かめる。去年「満開のソメイヨシノが迎えるなか、新1年生が親に連れられて学校の門をくぐる」。おととし「ソメイヨシノが満開のなか、小中学校の入学式が行われる」。さきおととし「学校敷地の境界にあるソメイヨシノはほぼ満開だった」。今年は極寒の時期があいまいで花芽の「休眠打破」が遅れたのだろう。

 入学式から帰ってノートパソコンを開く。と、フェイスブックで旧小名浜測候所の標本木(ソメイヨシノ)が開花したことを知った。小名浜まちづくり市民会議といわき観光まちづくりビューローがきのう(4月6日)、確認した。いわきの、つまり東北の桜開花宣言だ。平年並みだというから、過去3年は開花が早めだったわけだ。

 今年はソメイヨシノより庭のプラムの開花が早かった=写真。いや、プラムの花は毎年、今ごろ咲く。気づくと満開だった。

 それで、思い出した。近所の家の庭にソメイヨシノの大木があった。今年の冬、伐採された。理由は? 根っこが隣家に延びたためらしい。そこにあって、風景にどっしりとした安定感を与え、春には花をまとう大きな木が消えた。間もなく満開になる――幻の桜の花を空に思い浮かべてもしようがないことだが……。

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