2017年5月26日金曜日

玉ネギドレッシング

 鶏卵・豆腐・納豆・ドレッシング。単品で宅配してもらっている食品だ。カミサンに代わって品物を受け取るときがある。鶏卵と豆腐は週1回、納豆は月1回。いずれも生産者が持ってくる。
 ドレッシングも月1回届く。先日、初めて生産者の顔を見た。元シェフだそうだ。ドレッシングの入っているペットボトル=写真=のラベルにこうある。商品名:分離液状ドレッシング。原材料名:食用植物性油脂、穀物酢、玉ネギ、ニンジン、砂糖、食塩、ニンニク、胡椒(こしょう)など。ボトルを逆さにして、シャカシャカやってから使う。
 
 生産者とカミサンのやりとりをたまたまそばで聞いた。「新玉(ネギ)を使っているのでサラッとしています。お客さんのなかには『とろみ』が少ないという人もいます」。なるほど、工場で生産する食品とは違うのだ。季節によってサラッとしたりトロッとしたりする、手づくりのオリジナルドレッシングなのだ。

 震災直後から5年間、シャプラニール=市民による海外協力の会がいわきで支援活動を展開した。わが家の近くの伯父(故人)の家を宿舎に、スタッフが常駐した。ときどき、わが家へ酒を飲みに来た。カツオの刺し身と同じくらいに喜ばれたのが、いわきの萩春朋シェフのつくった「昔きゅうりのピクルス」と、このドレッシングだった。ほかにも何人かファンがいる。

 ボトルに入っているときはオレンジ色だ。ニンジンの彩りがあたたかい。サラダに使う。玉ネギとニンジンのうまみに、それとはわからないニンニクと胡椒の風味がまじりあった穏やかな味。飽きがこない。サラダを食べたあとには、残ったドレッシングをすする。ジューシーな味が舌を喜ばせる。

 震災による原発事故で、卵の宅配を受ける人が減った。データで「安全」とわかっても「安心」の出来ない人がいる。その一方で、新たに宅配を希望する人も出てきた。このドレッシングはどうなのだろう、とりこになる人がいるかもしれない。もっとほしい、といえば増産してくれるのだろうか。

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