2017年7月16日日曜日

イノシシと新ジャガ

 夏井川渓谷の小集落・牛小川――。「K君の畑のジャガイモがやられた」。マチで会った牛小川の住人が言う。“犯人”はイノシシだ。わが隠居でも、下の庭のヨシ原がほじくり返されただけだったのが、7月に入ると上の庭でミミズを探すようになった。菜園の角に大きな穴ができていた=写真。
 Kさんの畑、といってもジャガイモを栽培しているのは、マチに住むKさんの姉さんだという。Kさんはマチの職場に通っていて、野菜の世話をする時間がない。お姉さんが来て残りのジャガイモを収穫した、ということだった。イノシシと人間とで収穫を分け合う結果になった。

 わが隠居の庭はさいわい、これまで“実害”はない。9年前の2008年6月下旬、イノシシが菜園わきの土手を激しくほじくり返した。草刈りがしなくても済むほどのトラ刈り状態になった。その荒々しさに驚いた。それが今までの最大の“被害”。そのとき、近所の様子を見に行ったら、山側のジャガイモ畑に新しくネットが張られてあった。数日前にイノシシが出た、ということだった。
 
 不思議でならない。イノシシの嗅覚が鋭いことは承知している。が、極端な話、「あした、ジャガイモを掘ろうかな」という段になって、イノシシに先を越される。9年前も、今年(2017年)もそうだった。イノシシは体内に、新ジャガがどこにあって、いつごろ行ったら食べられるか、がわかる“センサー”を備えているのだろうか。
 
 わが菜園にあるのは、枯れてさやをもった辛み大根、三春ネギ、トウガラシ、ナス、キュウリだけ。イノシシの好物ではないのか、今のところ順調に育っている。隣の集落にある友人宅ではいろいろ被害に遭っているらしい。「イノシシはヤマユリの根っこを食べんだよ」。昔、仲良くなった牛小川のオバサンに言われたことがある。それもやられたと前に言っていたような……。
 
 そのヤマユリが咲き始めているかもしれない。これから肥大キュウリを摘みに隠居へ行く。ついでに、ヤマユリの花が咲いていれば写真に撮る。

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