2017年8月27日日曜日

雲のかたち

 きょう(8月27日)は晴れ、小名浜では最高気温28度の予報だ。朝6時、花火が2発打ち上げられた。地区体育祭が予定通り行われる。熱中症のことを考えれば、曇りくらいがちょうどいいのだが――。
 屋外でのイベントは、雨が大敵。天候不順が続く今年(2017年)の夏は、主催者は気がもめてしかたがなかったろう。

 例年なら太平洋高気圧が張り出して梅雨が明け、炎暑がやってくるのに、今年(2017年)はオホーツク海高気圧の勢力が強まり、北東の風が吹き込んで曇雨天続きの冷夏になった。

 いわきの大きなイベントは、それでも中止になることはなかった。平地区では七夕まつり、夏井川流灯花火大会が無事終わった。身近なところでは、月遅れ盆の精霊送りも。

 8月16日朝の精霊送りは、行政区が主催する。そのための準備が何日か前に始まる。斎場用に4本の竹と杉の葉、ホオズキを調達する。前日には集積所の草刈りをして、斎場をつくらないといけない。そして、当日早朝。区の役員が当番でお盆様を斎場に積み上げる。天気を気にしながらの準備だったが、タイミングよく雨がやんでくれた。
 
 ぐずついた天気が回復に向かうなか、きのうは朝に一時、強い雨が降った。午後には太陽が顔を出した。そのころ、各地区の役員さんらが出て、体育祭のテント組み立て、テーブル・いす出しをした。いっぱい汗をかいた。
 
 夕焼け雲がきれいだったらしい。フェイスブックに何枚も写真が投稿されていた。朝も不気味なくらいに空の雲のかたちが変わった。朝日が昇ったと思ったら、間もなく西から水銀色の雲に覆われた。にわか雨の予報に2階の窓を閉めに行ったら、驚いた。地上の人間が巨大な生きものの消化器の中にいるような感じを受けた=写真。消化器のひだひだが下から照らされて光っていた。
 
 きょうは雨の不安はないが、熱中症の心配がある。「雨男」「雨女」でも、「晴れ男」「晴れ女」でもない、「曇り男」「曇り女」がいないものか――とあらぬことを考えつつ、これから会場の小学校へ向かう。

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