2017年10月19日木曜日

楽屋初体験

 まだ平市民会館があったころ、一度だけ楽屋をのぞいたことがある(同会館の跡地にアリオスができた)。
 多摩動物公園・チンパンジー飼育係の知人と、それぞれ奥さん同伴で、仙台でさとう宗幸さんと会食した。知人とさとうさんはテレビ番組を介して知り合ったらしい。そのさとうさんが何年か後、平市民会館で常陽銀行のファミリーコンサートにやって来た。あいさつを兼ねて楽屋を訪れたのだった。四半世紀も前のことだ。
 
 そのときは楽屋の“訪問体験”だったが、今回は出番までの“待機体験”だ。
 
 先週土曜日(10月14日)、いわきピットで吉野せい原作「洟をたらした神」の上映会&トークショーが開かれた。トークショーに、神山征二郎監督と私、いわき市立草野心平記念文学館の学芸員として、平成11(1999)年に「生誕百年記念―私は百姓女―吉野せい展」を担当した長谷川由美さん(現いわき市暮らしの伝承郷副館長)が“出演”した。
 
 当日午前11時半に集合し、楽屋で昼食をとりながらトークショーの流れを確認した。壁には鏡、会場のモニターテレビ=写真、冷蔵庫などがある。隣にはトイレ。出演者はここで化粧をし、出番を待つわけだ。
 
 トークショーは30分で終わった。反応は? フェイスブックに知人が感想をアップした。子どもが中学生のときにお名前を知った先生がいる。野鳥の会いわき支部の会報「かもめ」がたまに届く。なかにお名前がある。その先生からはがきが届いた。

 私のブログで開催を知り、申し込んだ。トークショーでは、吉野せいの人となりを知って、大変楽しかった――とあった。5日たってようやく余韻にひたっている。

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