2017年10月4日水曜日

道の駅はスーパー代わり

 歩いて行ける小売店はコンビニだけ。そこで売ってない食料品などをまとめ買いするときには、車で草野のマルトへ行く。街へ出かけたときには、たまにイトーヨーカドーで買い物をすませる。
 少しドライブ気分を味わいたくなったら、道の駅よつくら港まで遠出する。といっても、自宅から8キロほど。15分もかからない。国道6号を横切って、海岸道路経由で行くときもある。目当てはだいたい梅干しだ。

 赤紫蘇と塩だけでつくった梅干し、いやカリカリの梅漬けが好きだ。おふくろの味だ。赤紫蘇のアントシアニンの色が美しかった。で、カリカリ漬けがあればそれを、なければ梅干しを買う。スーパーにはしかし、鮮やかな色の梅干しがめったにない。たいがいは紫蘇抜きの白梅干しで、かつお節風味の「かつお梅」、はちみつ入りの「はちみつ梅」が多い。
 
 れっきとした天然着色なのだが、鮮やかすぎて人工着色だと思う消費者が多いのか。それとも量が少なすぎて取り扱えないのか――そこはよくわからない。
 
 あるとき、別件で四倉へ行ったついでに道の駅「よつくら港」へ足を延ばした。じいさん・ばあさんでにぎわっていた。午前10時ごろだから、ご主人がまだ車を運転できる、奥さんもそれなりに体が動く――そういう人たちがスーパー代わりに日常の買い物をしているようだった。

 私たちも似たようなものだが、カミサンはそこからが長い。いろいろ見て回る。先日は「地中海風サラダ玉ネギ」と野菜のもみ漬けなどを買った=写真。
 
 道の駅ではローカルな食品が手に入る。「地中海風――」は南相馬市の企業が製造した。野菜などは産直形式らしい。生産者が直接運び込んでいた。梅干しは小川町の大平さんというばあさんがつくった。カリカリの甘梅漬けもある。こちらは晩酌のつまみにする。食べすぎるので、カミサンはいい顔をしない。今回は見送った。生産者の顔が見えるところが身近なスーパーとして機能している理由なのかもしれない。

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