2017年12月18日月曜日

「山沿いは雪に」

 きのう(12月17日)の浜通りの天気予報は「北西の風はじめやや強く、晴れで、時々曇り、山沿いでは昼過ぎ雪」だった。
 晴れて風が強いということは冬型の気圧配置になっているということだ。2週間前、スタッドレスタイヤにはきかえた。阿武隈高地の東側なら少々雪があっても問題はないだろう。そう踏んで出かけた。

 標高190メートル前後にある夏井川渓谷の隠居に着くと、山が少しかすんで見えた。雪がふっかけているようだった。時刻は隠居の真向かい、対岸の尾根から朝日が現れたばかり。午前9時半過ぎだ。
 
 すると間もなく、晴れているのに雪が横なぐりに吹きつけてきた=写真。風に吹かれて舞っているなと思ったら、いきなり雲が空を覆い、風がさらに強まって視界がさえぎられた。ただの「ふっかけ」ではなかった。予報より3時間ほど早く雪雲が現れた。
 
 菜園に生ごみを埋め、ネギを5~6本引っこ抜き、辛み大根も1本試しに引っこ抜いているうちに、雲は去り、雪はやんだ。あっという間に天気が回復した。手袋をしていても指先がかじかんでくる。鼻水がたれる。そういえば、隠居に着いたとき、室内の寒暖計は氷点下2度をさしていた。
 
 30分ほど外にいたあと、こたつにどっぷりつかって体を温める。昼になって、コンビニのむすびを食べてから、白菜を買いに田村郡小野町の直売所「おのげんき」へ足を延ばした。ガソリン代を考えれば高い買い物になる。それでも、阿武隈の山里の白菜を漬けたいのだ。
 
 直売所は磐越道の小野インターチェンジ近くにある。標高は400メートル超。何日か前に小野町でも雪が降った。道路に残っているかもしれないと思ったが、日陰の道端が少し白くなっているだけだった。帰りは磐越道を利用した。雪はなかった。
 
 冬、いわきの平地から山地へ車を走らせるとき、目安になるのは山の雪だ。北部の平地区だと、水石山(標高735メートル)。今年(2017年)はまだ山頂に雪は見られない。

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