2018年9月14日金曜日

ヒガンバナの花が咲き出した

 きのう(9月13日)、街の帰りに何日かぶりで夏井川の堤防を通った。土手のあちこちにヒガンバナが咲いていた=写真。今年(2018年)は遅い? 普通?
 いわきの平地のヒガンバナは、夏が天候不順だと9月になるかならないかのうちに咲き出す。今年は猛暑が続いたと思ったら、秋雨前線が停滞した。前に堤防を通った日から間隔があいて、花を見たのが遅れただけで、いつもの時期に咲き出したか。

 土手にはほかに、野生化したニラの白い花。侵略的な植物のアレチウリも部分的に繁茂している。アレチウリは根絶やしにするのが一番だが、次善の策として花が咲く前に刈り払う。しかし、もう花は終わって結実期に入ったかもしれない。

ヒガンバナの赤が土手に燃えるころ、夏井川にはサケの簗場(やなば)が設けられる。今年はヒガンバナの花より早かった。キンモクセイの香りも漂い始めたという。

 半ズボンとTシャツの夏から長ズボンと長そでの秋へ――となれば、感慨にひたっているひまはない。

夏井川渓谷の隠居の庭にある菜園では、毎年10月10日ごろ、昔野菜の「三春ネギ」の種をまく。春にまくいわきの平地のネギと違って、三春ネギは「秋まき」だ。その準備を始めないといけない。今夏、猛暑にも耐えてよく実をつけたキュウリのつるを始末し、そこに肥料を施して三春ネギの苗床にする。今年はいつもの年の倍の種が採れたから、苗床も倍の面積が必要だ。

 心配の種もある。初夏、苗床で育てたネギ苗とは別に、ネギ坊主をつくったあとに分げつしたネギを植え直した。その古いネギがいつの間にか数を減らしている。秋雨前線の停滞で土中の水分が多くなり、根腐れをおこしたか。猛暑は猛暑で野菜の出来が気になり、秋の長雨が続けば続いたで病気が心配になる。

0 件のコメント: